僕が単身赴任した時の話

僕は、普段は東京の本社で勤務をしているのですが、時々支社への出向を命ぜられることがあります。
去年も約2ヶ月ほど、東北の支社に出向しました。
僕は既婚者でマイホームを持っていますから、当然単身赴任という形になります。妻子は、マイホームで留守番です。
そして僕は、会社が契約してくれたマンスリーマンションで一人暮らしをすることになりました。
慣れない北国での仕事は、かなり疲れるものでした。しかも仕事が終わってマンションの部屋に戻っても、出迎えてくれる家族もおらず、食事の用意もされていなければ、風呂も沸いていません。
普段は家族のために働いて、帰宅後はその家族によって癒されていました。しかし単身赴任先では、当然ですが家族による支えはなく、暗い部屋でカップラーメンをすする日々でした。
正直、何のために働いているのかわからなくなり、イライラすることが多かったです。
でもそんな僕を、妻は毎晩電話で励ましてくれました。しかも週末には、着替えと手作り料理とを宅急便で届けてくれたのです。きちんと洗濯された下着やシャツ、いつもの妻の味の煮物やシチューに、僕はとても感動しました。泣きながらシチューを食べたのは、この時が生まれて初めてです。
東京に戻ったら、絶対に妻に優しくしよう。もっともっと家族との時間を増やそう。心の底からそう思いました。
家族と離れることで、家族のありがたみを感じることができたのです。

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